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君とアニメと人生と

アニメ・人生・仕事の三本柱でお送りします

雑誌と書籍の違いから見えてくるメディアの将来

世の中 世の中-メディア

大層なタイトルを付けてしまいましたが、

今回は私が一度足を踏み入れた出版業界の特性を起点として、ネットを中心としたメディア全体の今後を考えてみたいと思います。

雑誌と書籍

出版業界で生産されるコンテンツは、大きく分けると

雑誌と書籍

の2つです。

当然ながらこの2つは大きく性質が異なるものですが、その性質の違いを簡単に分析していきます。

雑誌は流行<トレンド>のメディアである

雑誌の価値。それはやはり、その時々の旬な情報・トレンドを掲載している点だと言えます。

皆さんは、トレンドについて全く書かれていない雑誌に価値を感じるでしょうか?

基本的には、古本屋においてある本のほとんどは書籍で、研究や収集などのような特殊な理由がない限り、雑誌を古本屋で買うことはしませんよね。

書籍は普遍<ユニバーサル>のメディアである

雑誌とは対照的に、書籍は普遍的にどんな時代においてもある程度読めるという特性を持っています。

今も尚、古代ギリシャの哲学者が書いた本を読む人がおり、夏目漱石の小説が国語の教科書に載っているのも同じことです。

先述したように、古本屋に行けば様々な年代の本を購入することができ、書籍の価値には時間的な制限がないということを簡潔に表しています。

新しいメディア・ネットの特性

 メディアに関わる仕事をしている者であれば、もう避けては通れないのがネットというメディアですね。

さて、ネットというメディアにはどのような特性があるのでしょうか。

これを考えるには、他のメディアに比べてネットにどのような優位があるのかを考えることが効果的です。

そもそもネットの良いところは、全世界の人といつでも繋がれること。

この「いつでも」というのがカギで、ネットには雑誌と同じくトレンドを発信していくことに大きなアドバンテージがあるメディアだということがわかります。

もちろんネットには書籍と同じように普遍的特性もありますが、書籍ほど優位ではありません。

なぜなら、ネットの場合はコンテンツを消失してしまう危険性が非常に高いからです。

仮にあるブログ記事に感銘を受けたとしましょう。その記事をブックマークしておいたところで、その記事自体が何らかの理由によって削除・消失する可能性は大いに有り得ます。

ネットには実体がない。これが、ネットが普遍性という土俵において書籍に勝てない大きな理由なのです。

出版不況というのはつまり「雑誌不況」である

出版不況が叫ばれ始めてしばらく経ちますが、この出版不況というのはほぼ「雑誌不況」であると言い換えられます。

なぜなら、出版不況の原因は、ネットの台頭による雑誌の衰退だからです。

若者の活字離れが原因だというような話も聞いたことがありますが、
これはとても的外れな意見でしょう。

今の若者は常にTwitterやFacebook、LINEから膨大な文字情報を処理し、自ら発信しています。活字の処理能力だけで言えば、昔よりも遥かに進んでいるのではないでしょうか。

まとめ

我々はネットの出現によって、旬な情報を雑誌よりも速いスピードかつ安く手に入れられるようになりました。

そして、今後のメディアを考えていく上では、それが流行<トレンド>と普遍<ユニバーサル>のどちらに優位性を持つのかを意識することが必要でしょう。

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