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君とアニメと人生と

アニメ・人生・仕事の三本柱でお送りします

コンテンツに溶け込んでいく広告

世の中 世の中-メディア 世の中-広告

昨日書いた記事の冒頭が「タイバニ」の次回予告っぽかったのは、実は今回「タイバニ」の話をするための伏線だった方、西森です。

というわけで、昨日の記事に関連した内容を書いていきます。

ちなみに昨日の記事は、はてブの新着エントリーにも掲載していただけまして、現時点で8はてブも頂いてます。今まで最高が3だったので大変嬉しいです!ありがとうございます。


CMのコンテンツ化が急激に進んでる - フリーライター西森の孤軍奮闘記

広告とコンテンツの違い

さて本題。

広告とコンテンツの関係性は、厳密に言うと
「広告はコンテンツのうちの一つ」
なんですが、より狭い意味の「コンテンツ」というのは、
「誰かを楽しませたり相手にとってタメになる情報を提供したりするもの」
だと理解できます。この意味において、広告とコンテンツは大きく異なります。

また、これまでの広告というのは、具体的な何かをしっかりアピールすることに重点が置かれてきました。これが広告の原型であり、本来の意味でもあります。

広告化するコンテンツ

先に挙げた昨日の記事で、「広告(CM)がコンテンツ化」しているというお話をさせていただきました。今回お話したいのは、その逆です。

それでは、広告がどのようにコンテンツ化しているのかという話の前に、まずは前提の話から参りましょう。

「コンテンツ=無料」への動き

以前こちらのブログでも述べたことですが、最近のコンテンツには「無料」を求める動きが加速しています。


コンテンツの認識と未来 - フリーライター西森の孤軍奮闘記

最近は、スマートフォンアプリを使えば無料でハイクオリティな漫画を読むことができますし、最新のニュースも日常生活レベルであればほぼ無料で事足ります。

物語(コンテンツ)を無料で提供する難しさ

我々にとって最も親しみのあるコンテンツの一つと言えば、小説やドラマ、映画やアニメ、童話や昔話といった「物語」でしょう。同じ「物語」というコンテンツであっても、テレビで放送されるドラマやアニメは無料で観ることができます。しかし、経済が盛り上がっていて、CMに掛ける予算も多かった時代なら良いですが、経済が停滞しCMの効果に疑問が生まれ始めた現代においては、CM以外による収益の確保が非常に重要となってきます。

特に広告費の低いアニメに限っては、関連グッズ等の販売によって収益を確保するという手段が取られてきました。しかしこの方法の欠陥は、そもそものコンテンツがヒットしなければ収益が得られないという点です。

つまり現代では、「物語」を無料で提供しつつしっかりと収益を得るスキームの構築が急務となっているわけです。

「物語(コンテンツ)に溶け込む広告」の事例

そんな問題を解決するためのヒントとなる事例が、『TIGER & BUNNY』(通称:タイバニ)というアニメ。ここでは作品の概要について書き切れませんので、内容にご興味ある方は下の記事をご参照ください。

nishimori-yu.hatenablog.com

 

この「タイバニ」という作品では、本編間のCM以外に、作中のヒーローたちが現実の企業の広告(Softbank、牛角、ペプシ…など)が入ったヒーロースーツを纏って登場します。

http://livedoor.blogimg.jp/nijimen/imgs/2/6/26bfa71d-s.jpg

©SUNRISE/T&B PARTNERS

引用元:http://nijimen.net/archives/32672580.html

これができるのは、「タイバニ」作品内の設定に依るところが大きいですが、物語自体に宣伝効果を混ぜるというのはどの作品でも応用が可能です。

私が今パッと思いついた例で言えば、主人公が毎日飲んでいる野菜ジュースを実在のものにする。とか、コナンが使っているスマホを実在のスマホにする。(前にコナンを観たとき、私が使っているスマホと全く同じでした(笑))など。

要するに、やりようはいくらでも考えられます。

これまでコンテンツと広告は、はっきりと分けられているのが普通でした。しかし、録画やネット配信によって広告を見てもらえる機会が減ったことは明らか。それでも尚、コンテンツを無料で届けるためには、広告とコンテンツの関係性を改めて考え直すが必要があるでしょう。

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