読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

君とアニメと人生と

アニメ・人生・仕事の三本柱でお送りします

住民投票の本質とは何か?

世の中 世の中-時事

私はつい先ほど人生初の住民投票に行ってきました。そう、実は私・西森は今話題のT市在住者なのです。正直なところ、投票の当日までほとんど知識もなくギリギリまで決めあぐねていました。

一応断っておきますと、ここで政治的なことをあれこれ言うつもりはありません。しかし、今後は様々な市区町村で住民投票が活発化していくことが予想されます。いずれ来るその時、あなたも私と同じように悩むかもしれません。その時にあれこれ迷わずに済むように、皆さんもここで住民投票の本質について考えておきましょう。

住民投票では「人間性の選択」を迫られる

今回の住民投票は、ある工事を行うかどうかの是非を問う住民投票でした。当然ながら、その工事を行うには莫大なお金が必要です。恐らく、住民投票を行うケースの中では極めて一般的な例だと思います。

さて、この二つの選択肢のどちらかを選ぶということは、本質的にどのようなことを迫られているのでしょうか?私なりにまとめると、選択肢は以下の二つになります。

  1. 自分には直接関係のない誰かのためになる選択(利他的)
  2. 自分に関係のある問題としての選択(利己的)

1.自分には直接関係のない誰かのためになる選択(利他的)

住民投票とは、少なからず住民に関わる問題について行われるものですが、その問題自体に直接関係のある人はごく少数です。(少数でなければ、恐らく住民投票するまでもなく可決されている)

つまり多くの方にとってその問題は、自分の問題ではありません。「困っている人がいるんだなあ」とか「可哀想だなあ」という程度で、そこに当事者意識はありません。それでもこちらを選ぶのであれば、単純にその人の人間性が「利他的」であることを意味します。

2.自分に関係のある問題としての選択(利己的)

ある問題に対して自治体のお金が使われないということは、自分の関わっている他の行政サービスにそのお金が払われる可能性を残すことになります。また、こちらであれば自分に関係がある行政サービスを削られてしまう心配もありません。

つまりこちらの選択肢は、今回議題に挙がった問題を「自分の問題」として認識した「利己的」な人間性を持つ人だということを意味します。

 

ここまで二つの選択肢がそれぞれ意味することを簡単に説明しましたが、次の項では「利他的」な選択をした際に踏まえなけらばならない点について言及します。

利他的な選択肢を選ぶなら、他の問題にも目を向ける必要がある

住民投票において利他的な選択をするということは、少し意地悪に言い換えれば、他の問題を差し置いて住民投票の議題に挙がった問題のみを優先することに他なりません。

ですが、住民の抱える問題は他にもたくさんあります。それこそ、自分一人で全てを把握することは不可能。

例えば、待機児童の問題で悩む母親がいたとします。その方の問題は、自治体が保育サービスを拡充することでしか解決できない問題かもしれません。そんなときに、他の問題が優先され自治体の予算が使われてしまったら、保育サービスの拡充は後回しになってしまいます。

少なからず存在するこういった事実を知ろうともせずに、住民投票に挙がった問題だから「利他的」になるというのは、どう考えても無責任。つまり、「利他的」な選択肢というのは、決して気軽に選んで良いものではないのです。

まとめ

住民投票は、議員選挙とは根本的に異なる性質を持っています。私は今回初めての経験でしたが、はっきり言ってすごく戸惑いました。多分皆さんも、急に「住民投票やりまーす」と言われてもどうしたらいいかわからないと思います。そんなときこそ、物事の本質を見極める努力をしましょう。

自分なりの答えが出せればそれでいいのですが、例え「利他的」な選択肢を取ったとしても、それは利他的な選択をした自分に酔っているだけなのかもしれません。

投票は責任を持って行うべきものです。その点だけは、決してはき違えないようにしたいですね。

© 2014-2016 君とアニメと人生と