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君とアニメと人生と

アニメ・人生・仕事の三本柱でお送りします

言葉の海を渡る一隻の舟づくり『舟を編む』

世の中 世の中-エンタメ

大変遅ればせながら、2013年4月に公開され同年の日本アカデミー賞で最優秀賞を6部門で獲得した名作映画『舟を編む』を視聴しました。

今回はこの作品の見所を皆さんにご紹介していきたいと思います。まだ観たことがないという方は、是非ご自身の大切な方と一緒に観てみてください。

マジメの成長

この作品の大きな見所は、玄武書房に勤める青年・馬締 光也(まじめ みつや)が辞書作りを通して大きく成長していく姿を描いた点です。

マジメは入社当初営業部に配属されていましたが、営業先の書店でも思うようにコミュニケーションが取れず、部署内にも居場所がありませんでした。しかし、ひょんなことから辞書編集部へと転属することになったマジメ。もちろん辞書作りは営業よりよっぽど向いている仕事ではありましたが、一人の力だけでは到底太刀打ちできず、周囲とも上手くコミュニケーションが取れないことに思い悩みます。

そんなときマジメは、下宿先の大家さんから大切なことを教わるのです。

「他人の気持ちがわからないなんて当たり前じゃないか。辞書作りってのは言葉の仕事じゃないの?だったら言葉を使って、喋んなきゃ」

言葉が持つ力

人は自分以外の誰かとつながるために言葉を使います。そしてその言葉は時代と共に形を変えていき、そこには無限の海が広がっているのです。そんな“言葉の海”を渡るために、人々は“辞書”という舟を漕ぎます。自分の本当の気持ちを相手に伝えることができる言葉を探して。

私も同じく「言葉の力」というものに突き動かされて、今のライターという仕事を選びました。言わなくても相手に通じることというのも確かにありますが、言葉にしなければ決して伝わらない思いもある。あなたは今、自分の本当の気持ちを言葉にできているでしょうか?

たった1つのモノづくり

15年もの歳月をかけて1つの“モノ”を作る。これがどんなに大変で気の遠くなることかなんて、私には想像もつきません。私は今この記事をたった1時間程度で書き上げています。当然ながら、ここに情熱がないとは思っていません。しかし、同じことを15年もかけて出来るのでしょうか?

お金がどうのというの問題ももちろんあるでしょうが、それ以前に、1つのモノを全身全霊をかけて作り上げようと思えること自体に、この上ない羨ましさのようなものを感じずにはいられません。

『舟を編む』の15年間は、技術の急激な進歩に伴い大きく揺れ動く時代。電子書籍の台頭により、紙の辞書なんか作ったってしょうがないとも言われました。しかし、「時代なんか関係ない。自分が作りたいと思うものを作るんだ。」という強い意志。

皆さんには今、こんな風に思えるものがありますか?

予告編はこちら

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舟を編む 通常版 [DVD]

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