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君とアニメと人生と

アニメ・人生・仕事の三本柱でお送りします

お前は善行を積むことで心を満たし、俺は悪行を積むことで貯金通帳を満たす―貝木泥舟

人生 人生-名言 人生-暮らし

私の大好きな『物語シリーズ』から皆さんに知っていただきたい名言を紹介します。既に何度か取り上げたこともありますが、貝木泥舟というキャラクターはとても深いです。とにかくお金が好きだという真っ直ぐなところもそうですが、魅力的なキャラクターが多いこの作品においても、私が一際好きな人物。そんな貝木泥舟による人生の格言です。

貝木泥舟の名言

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お前は善行を積むことで心を満たし、俺は悪行を積むことで貯金通帳を満たす。そこにどれほどの違いがある?

 ―貝木 泥舟『偽物語』第5話より

人の性は善か、それとも悪か――

人の性は善か、それとも悪か――。そんな議論も繰り返しながら、人類の歴史は長く続いてきました。私は人生のあるところから、「人生なんて所詮は自己満足」という結論に至りました。自分以外の誰かのためにいくら身を犠牲にしようと、社会や会社のためにいくら貢献しようと、結局のところそれは「自分以外の誰かのために身を犠牲にしている自分」に満足するのであり、「社会や会社のために貢献する」自分に満足するのだと言って良いでしょう。

善行を積む満足と悪行を積む満足

そこで今回紹介する名言に戻ります。善行を積む満足と、悪行を積む満足。そこにどれほどの違いがあるのでしょうか? そう、自分という人間にとって、両者に大きな違いはありません。人生なんて所詮は自己満足なのですから、「どうやって自己を満足させるのか」を考えることこそが“人生”の本義だと言っても過言ではないでしょう。

もちろん、悪行を積むことは自分以外の多くの人間にとっては害悪になります。ただ、もしかするとその悪行によって救われる人もいるかもしれません。そうやって考えてみると、そもそも“善行”と“悪行”の違いなんて、それによって救われる人間の数が多いか少ないかの、ごくごく相対的なものでしかないことがわかります。

まとめ

貝木泥舟の口癖になぞらえて言うと、今回の名言から私たちが得るべき教訓は、なにも悪行を肯定するというわけではなく、そもそも“善行”を過剰なまでに賛美する世の中に対する客観的な視線を持っているべき、ということではないでしょうか。

自分が自分の行為を“善行”だと認識してやっている時点で、そこにはある意味“悪意”が含まれているのかもしれませんよ。

 

©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト

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