1人で生きられるキャリアを選択したのは23歳のときでした

僕が大きな選択と決断を迫られたのは大学を卒業して1年目の2014年5月のことでした。
そこに至るまでの簡単な経緯とその選択をするに当たって感じたプレッシャーについて書いてみようと思います。

悩みに悩んだ就職

当時僕は明治大学の文系の学部に入り、ごく普通のキャンパスライフを送っていた。サークルをやってバイトをして、ゼミに行って授業に出て…。元々割とマメな性格なので単位を落とすようなこともほとんどなく、特に大きな壁を感じることもなかった。

就活を始めるも、行きたい企業が見付からず

そんなこんなで大学三年生のときに、人生における大きな壁が立ちふさがる。そう、「就職」だ。

周囲の友達は当時も就活生から根強い人気があった金融系や、公務員など、比較的安定していると言われている所へどんどん就職を決めていった。
当の僕は、国家公務員やら人材系やらなんやらと興味を持つものの、結局本当に行きたいと思える企業が見付からずもがいていた。

結果、大学三年の夏頃まで行きたいと思える就職先は見付からず、企業の採用活動も落ち着いてきたタイミングで、僕は色々と悩んだ末に法律系国家資格の行政書士試験を受けること決めて、ひとり黙々と大学の図書館で勉強するという道を選ぶ。

狭き門の編集者を目指す

なんとか独学で行政書士試験に合格したのが2013年の12月。僕はいわゆる14卒で、卒業まであと4ヶ月という時期だった。

行政書士の資格を取ったはいいものの、それを活かして働くことはあまり考えていなかったので、改めて就職活動を再開。そこで僕が選んだ仕事は、編集者だった。

当時から既に出版社は不況不況と騒がれており、求人自体も多くはなかった。そんな中、ただでさえ狭き門の編集者という職種。怖いもの知らずの若者だからこそ選べた道だったように今は思う。

なんとか3月上旬に内定をもらう

編集者志望の就活はどうなったのかというと、結果として倍率100倍の編集プロダクションで働かせていただけることに。決まったのは2014年の3月の上旬だった。

正直就職先が決まっていない間は、他の大学の友達にあまり会いたくなかった。自分だけ取り残されたような気がして、うまく笑えなかったからだ。

新卒で入った会社を2ヶ月で退社

希望を胸に入った会社だったが、出版物の内容にどうしても納得できず、結局2ヶ月で退職した。

今でも忘れないあの日。退職が決まったあと会社に直接最後の挨拶に行ったのだが、ひとりひとりの社員に挨拶が終わって会社を出たとき、そこで初めて自分の足がく小刻みに震えていたのに気付いた。そしてそれを自覚した途端、何とも形容しがたい安心感というか、ほっと何かから解き放たれたような感覚に襲われたことを覚えている。

会社に頼らず1人で生きていけるようになろうと誓った

退職を決断した日。徹夜での校了作業明けで意識が朦朧とする中、上司に電話をした。電話を掛ける前も非常に緊張したことを覚えている。

と、同時にこの日僕は決断した。これから先は会社に頼らず自分の力で生きていけるようになろうと。こんな想いはもうしたくない。そのために自分のスキルを磨こうと。

今の自分が当時の自分からどう見えるかわからないが、きっと「あんな会社辞めて良かったよ」と言ってくれる気がする。