SEOばかり意識して記事を作るのは虚しい。必要なのは"主観"と"共感"だ

f:id:nishimori_yu:20171108213720j:plain

僕は現在SEOを重視したメディアで編集者兼ライターとして働いています。このメディアは僕が入社する何年か前からコツコツとSEOを意識した記事作りを続けてきて、比較的安定したアクセスと収益を上げていることから、現在のWebメディアとしては成功事例のひとつと言ってよいでしょう。

しかし実際のやりがいはというと、正直今はあまり感じられてはいません。それはなぜなのか?そして、個人ブログを含むこれからのWebメディアは、「SEOとどのように付き合っていけば良いのか?」という点について自分なりに考えをまとめていきます。

SEO記事は「疑問に対する解答」という形式でしか作れない

あなたは検索エンジンを使って何かを調べるとき、どんなキーワードを入力しますか?恐らくそれは、何らかの疑問が出てきて、それに対する答えを探すためにキーワードではないでしょうか?

つまり、SEOを意識した記事というのは、世の中の誰かが疑問に思うことを想定した記事と言えます。出発点が疑問なので、基本的に疑問がないところにはSEO記事は存在しません。そして、その疑問に対する解答もある程度決まってくるので、他のメディアとその微妙な違いを競う形になります。他にも、より多くの方が悩むキーワードは「ビックワード」などと呼ばれて、非常に多くのメディアが血眼になって検索上位を狙っているわけです。果たしてその先に、本当に面白い記事は存在し得るのでしょうか?

SEOを意識しすぎると面白い切り口の記事は作れない

SEOを意識して記事を作る場合、なかなか斬新な切り口の記事は生まれづらい傾向にあります。それは、SEOが人の疑問を出発点とするからで、想定できないキーワードでは検索することができないためです。

僕も実は最近このブログで非常にSEOを意識して記事を作っています。もちろんSEOを意識することは今のWebメディアに絶対に必要なことですが、かといってSEOだけ意識していると運営側の人間が疲弊していくということを実際にこの体で体験してきました。

だからこそ、SEOばかりを意識しすぎない記事作りが必要。何事もバランスが大事ですが、SEOばかり意識して記事を作っているメディアは、たまには肩の力を抜いて自分が本当に面白いと思う記事を作ってみることが大事だと思います。

ここまでお読みいただいた方であれば、この記事がまさに僕にとっての息抜きであることは見抜かれていることでしょう。そう、たまには「検索ボリューム」とか「想定キーワード」なんてものを度外視して、ただ思ったこと・書きたいことを書き殴りたいのです。

これからのWebメディアに必要なもの

こんな結論ではやや面白みに欠けるので、最後に今後のWebメディアにはどんな意識が必要か?という点について書いてみます。

これは先日仕事の都合で初めてお会いした方と話した内容なのですが、その男性は「ブログを読むのが好きでついつい読んでしまう」と仰っていて、僕はその理由についてちょっと質問をしてみました。

岡本「ブログのどんなところがお好きなんですか?」
某男性「その人の主観に基づいたことが書いてあるからですかね?正直Webの記事に客観的な情報とか正しい知識なんて求めていないんですよ。その人が感じていること・考えていることに共感できるのが楽しいんです」

この一連の会話は本当に何気なく行った内容ですが、僕にとっては非常に大事な視点のように思えました。

人の心を動かす面白い記事というのは、誰かの主観による意志や意見が盛り込まれている記事なのでしょう。そして、その意志や意見に共感できることが非常に大事です。僕もこのブログを含め、SEOを意識するだけでなくこの"主観"と"共感"を意識した記事作りを続けてみたいと思います。