『曇天に笑う』レビュー!大蛇にまつわる動乱を描いた近代アクション!

今話題の漫画を読んでその感想をレビューする連載企画の第3弾。今回の作品は、2014年にTVアニメ化され、2018年3月に実写映画化も控える人気作『曇天に笑う』です。

本作は明治維新後の日本を舞台とした作品。滋賀県の琵琶湖に浮かぶ脱獄不可能な監獄「獄門処(ごくもんじょ)」への橋渡しをする3人の兄弟の苦闘を描いています。

今回は僕が本作『曇天に笑う』を読んだ後の感想・評価をレビューすると共に、本作の概要やあらすじ、見どころも簡単に解説していきます!

『曇天に笑う』とは?

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メディアミックス多数の人気シリーズ!

本作『曇天に笑う』は、「月刊コミックアヴァルス(マッグガーデン)」にて2011年2月から2013年5月まで連載された漫画。コミックスは全6巻で完結済みであるほか、外伝作品の『曇天に笑う 外伝』は全3巻で完結済み、『煉獄に笑う』は「月刊コミックガーデン」にて連載中(既刊7巻)です。

作者は、唐々煙(からからけむり)先生。本作『曇天に笑う』は名実ともに代表作となりました。

冒頭でも書いた通り、2018年3月には人気俳優の福士蒼汰さん主演による実写映画化も控えています。また、『曇天に笑う 外伝』は全3部作の劇場アニメとしての上映が決定しており、その中篇となる『~宿命、双頭の風魔~』が2018年6月9日(土)から2週間限定で上映されるなど、今後も盛り上がり必至の人気シリーズです。

概要・評価

本作は、滋賀県の琵琶湖に300年に一度の周期で復活する災厄“大蛇(オロチ)”にまつわる物語。軽快なアクションシーンが魅力の一つで、登場人物の多くがイケメン男性キャラクターであることから、女性からも絶大な人気を誇ります。

もちろん、男性でも十分に楽しめますし、600年の時を超えて出会うことになる牡丹(ぼたん)と比良裏(ひらり)のエピソードなど、険しい時代の中で描かれる淡い恋模様も必見です。

物語のあらすじ

1878年(明治11年)。明治維新以降、日本国内は士族反乱などで多くの犯罪者を抱えるようになり、彼らの多くが送り込まれた監獄からの脱獄も後を絶たなかった。そこで政府は滋賀県の琵琶湖に浮かぶ巨木の中に絶対脱獄不可能な監獄「獄門処」を作り、重罪者を容赦なく送り込んだ。護送の最終段階となる「橋渡し」を担当するのは湖畔の大津(滋賀郡大津、現・大津市役所周辺)にある「曇神社」の曇三兄弟だった。

おりしもこの時、大津の空は300年に一度という長期の曇天が続いていた。この時現れ、人々に災いをもたらすという「大蛇(オロチ)の器」を求めて、長男・天火がかつて所属していた右大臣直属部隊「犲(やまいぬ)」が動き始めた。 

出典:Wikipedia

舞台は明治維新後の日本。重罪人たちを獄門処へ舟で送り届けるという仕事を請け負う曇(くもう)三兄弟、天火(てんか)・空丸(そらまる)・宙太郎(ちゅうたろう)が物語の中心です。

300年に一度、琵琶湖の空は長期間の曇り空(曇天)に見舞われます。3兄弟はその曇天の下で仲睦まじく暮らしていましたが、ある日そんな兄弟にとある事件が起きます。それは、兄・天火が「大蛇の器である」とわかったこと。300年に一度復活する大蛇は、復活の際に人間の体へと棲みつきます。その人間が“大蛇の器”と呼ばれ、次第に大蛇に人格を奪われ、人間を喰らっていくのです。

『曇天に笑う』の見どころ

純粋すぎる兄弟愛が泣ける!

頼れる兄・天火と、その兄の背中を負う次男の空丸の関係性も見どころの一つですが、三男の宙太郎も物語終盤で大きな挫折を味わい、大きく成長していきます。

『曇天に笑う』の一番の見どころは、この3人の兄妹愛。3兄弟の強い絆が観る人の心を打つこと間違いなしです!

先の読めない展開と大逆転の結末!

“大蛇”にまつわる動乱を描いた本作『曇天に笑う』ですが、獄門処の中で行われる怪しい取引や全滅した忍者の一族など、大蛇にまつわる謎を解いていく展開も見どころ。特に、終盤の手に汗握る展開が非常に楽しめました。ぜひ、最後まであきらめずにご覧ください!

『曇天に笑う』の総評

総合評価:★★★★☆

『曇天に笑う』は、男性・女性問わず楽しめる名作でした。僕個人の総合評価は5段階の「4」です。コミックスの巻数も少なめなので、短い時間で一気に読むのがおすすめです!