誰しも長い人生の中で、一度は大きな挫折を経験します。そしてその中で、一度くらいは「もういっそ死んでしまいたい」と考えることがあっても不思議ではありません。
だからこそ、もし「死んでしまいたい」と思ったとしたら、その後にどんな行動が取れるかで、その人の生涯は大きく変わります。何をやってもだめ、もうあきらめて楽になりたい、そんな風に考えてしまう人に贈りたい名言です。
玄奘三蔵の名言
神は誰も救わない。自分を救えるのは自分自身。
死ぬのは自由だ。逃げることはできる。お前が死んでも何も変わらない。だがお前が生きて、変わるものもある
―玄奘三蔵『幻想魔伝 最遊記』16話
死んでも何も変わらない
どんなに生きるのが辛くても、死んでしまっては何も変わりません。辛いという気持ちから解放されるという考え方もありますが、それは嬉しさも楽しさも「全てなくなってしまう」ということを忘れてはいけないでしょう。つまり、自ら命を絶ち、その場所からいなくなるということは「変化」ではなく、「消失」だということですね。
生きてさえいれば変わることもある
どんなに生きるのが辛くても、時間が解決してくれることも世の中にはあります。人間関係が上手くいかずに辛い思いをしていたとしても、突然その相手がいなくなることもありますし、大きな悩みごとも時間が経ってみたら気にならなくなるなんてことあります。もちろん、自ら進んで行動して自分が生きやすいように環境を変えていけるのなら、それに越したことはありませんが、時にはそっと身を潜め、機をうかがうしたたかさも必要かもしれませんね。
まとめ・教訓
死んでも何も変わらないけれど、生きてさえいれば変えられることもあるし、勝手に変わっていくこともある。そう思えるだけで、辛い時期も少しは気楽に生きられるのではないでしょうか。もしどうしても「死んでしまいたい」と思ったときは、ぜひこの言葉を思い出してみましょう。
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