これはまた、とんでもない作品が出てきてしまった。その名も『Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-』。今期おすすめの1本として挙げたい本作について、あらすじや見所などの紹介レビューを書いていく。未視聴の方はぜひとも参考にしてみていただきたい。
- 『Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-』のあらすじ
- 見応え抜群のホラー・サスペンス
- 原作は志倉千代丸さんによるライトノベル
- いとうかなこと亜咲花が歌うOP&ED主題歌が素晴らしい
- 放送情報
『Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-』のあらすじ
本作の主人公は、オカルト板まとめ系ブログ“キリキリバサラ”の管理人・我聞悠太(がもん・ゆうた)という高校2年生の少年。自身はオカルト現象の存在を全く信じていないのだが、アフィリエイトで一攫千金を狙うべく日々奔走する。そしてこの少年と行動を共にするのは、同高校の1年生でとにかく胸が大きな女の子・成沢稜歌(なるさわ・りょうか)。“キリキリバサラ”を中心に、彼らの周囲には奇怪な人物たちが徐々に集まり始める。そして我聞悠太を襲うとある事件。出会うはずのなかった運命が交差し、我々の想像を超える新たな物語が紡がれていく。
見応え抜群のホラー・サスペンス
本作は、殺人や呪い(黒魔術)、集団自殺や心霊現象など、ホラー系の題材を多く扱った作品。しかし物語としての面白さを格段に跳ね上げている要因は、その個性的過ぎる登場人物たちにあるだろう。もちろん主人公の我聞悠太も、オカルトを信じていないのにオカルトまとめブログを運営するという、自己矛盾に満ちた変わったキャラクターではあるのだが、それをはるかに超える魅力を持ったキャラクターが次々と現れていく。特に筆者のおすすめキャラクターは、類稀なる推理力と豊富なオタク知識によって事件の核心に迫っていく刑事・森塚駿(もりつか・しゅん)だ。ちなみに、彼は年齢26歳なのだそうだが、とてもそうには見えない。
物語の主軸となるのは、悠太が否応なく巻き込まれることになる殺人事件。そしてその後に巻き起こる奇怪な事件の数々。その真相やいかに。
原作は志倉千代丸さんによるライトノベル
原作は、 オーバーラップ文庫にて刊行中の同名ライトノベル。イラストは、2011年にノイタミナ枠で放送されたTVアニメ『UN-GO』でキャラクターデザインを務めたことでも知られるpakoさんだ。2016年11月現在、既刊は2巻。
いとうかなこと亜咲花が歌うOP&ED主題歌が素晴らしい
OPテーマ:「聖数3の二乗」いとうかなこ
EDテーマ:「Open your eyes」亜咲花
作品の世界観と絶妙にマッチした2曲。それもそのはず、この2曲の作詞・作曲を担当しているのは、『Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-』の原作者である志倉千代丸さんなのだから。楽曲単体でももちろん素晴らしいのだが、ぜひともアニメ本編とともに堪能していただきたい。
放送情報
放送は「TOKYO MX」毎週土曜24時00分ほかにて。
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