1冊ずつ本を購入するのではなく、月額料金を払うことで様々な電子書籍を読むことができる読み放題サービス。ここ数年でサービス自体も増えてきましたが、「結局、どの読み放題サービスが一番良いの?」とお悩みの方も多いことでしょう。
そこでこの記事では、2018年現在の主な電子書籍読み放題サービスを7つピックアップし、それぞれの特徴を比較していきます。また、それぞれのサービスがどんな方におすすめなのかも解説していくので、電子書籍読み放題サービスへの加入を検討している方はぜひ参考にしてみてください!
- 各サービスの比較表とおすすめ利用法
- 電子書籍全般におすすめの読み放題サービス
- 雑誌におすすめの読み放題サービス
- 漫画・ラノベにおすすめの読み放題サービス
- まとめ:電子書籍の読み放題はとにかく無料体験してみるのがおすすめ
各サービスの比較表とおすすめ利用法
今回ご紹介する7つの電子書籍読み放題サービスを比較表にまとめました。比較項目は、以下の5つです。それぞれの内容については次項で詳しく説明します。
- 運営者
- 月額料金
- 得意ジャンル
- コンテンツ数
- その他特徴
Kindle Unlimited | 楽天マガジン | ブック放題 | Yahoo!プレミアム | コミックシーモア | U-NEXT | FODプレミアム | |
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運営者 | Amazon | 楽天 | Softbank | Softbank | NTTソルマーレ | U-NEXT | フジテレビ |
月額料金 | 980円 | 410円 | 540円 | 499円 | 780/1480円 | 2149円 | 959円 |
得意ジャンル | 全般・実用書・小説 | 雑誌 | 雑誌・漫画 | 雑誌・漫画 | 漫画・ラノベ・小説 | 雑誌 | 雑誌・漫画 |
コンテンツ数 | 約150誌、200万冊以上 | 200誌以上 | 約170誌、2万冊以上 | 約100誌、1万冊以上 | 4万冊以上 | 約70誌 | 約100誌、15万冊以上 |
その他特徴 | ジャンルが幅広い | 楽天ポイントが使える | Softbankユーザー以外もOK | その他の様々な会員特典 | 2コース選べる | 毎月1200円分のポイント | 漫画の無料特集がある |
電子書籍全般におすすめの読み放題サービス
Kindle Unlimited
Amazonが提供する定額読み放題サービスです。月額料金は980円(税込)で、小説から実用書、雑誌や漫画に至るまで幅広いジャンルに対応しているのが魅力。特にビジネス書や新書といったジャンルをカバーしている読み放題サービスは他にあまりなく、とりあえず読み放題サービスを使ってみたいという方にも適しています。
様々なジャンルの電子書籍をお得に読みたいという方は文句なしでKindle Unlimitedがおすすめです。
雑誌におすすめの読み放題サービス
楽天マガジン
楽天が運営する定額読み放題サービス。ジャンルは雑誌のみに限っていますが、月額料金は410円(税込)と非常に手頃な価格設定です。楽天スーパーポイントを料金に充当することもできます。楽天市場など楽天サービスをご利用の方には特に親和性の高い読み放題サービスです。
ラインナップに関しては、雑誌の読み放題サービスの中でもトップクラスの200誌以上。週刊誌・月刊誌を問わず、幅広いジャンルの雑誌が揃います。雑誌だけ読めれば良いという方には文句なしでおすすめ。
ブック放題
携帯キャリア大手のSoftbankグループに属する株式会社ビューンが運営する定額読み放題サービス。auの「ブックパス」とは異なり、Softbankのユーザー以外も加入できます。月額540円(税込)という価格で様々な電子書籍を読むことができるのは大きなメリットです。
「ブック放題」が特に得意としているジャンルは“雑誌”。雑誌専門の読み放題サービスにも劣らない170誌以上を取りそろえるほか、旅行ガイドブックの「るるぶ」が国内・海外ともに読み放題となっているのが特徴です。
また、漫画のラインナップが豊富なのもブック放題の魅力。コミックスは過去の名作を中心に2万冊以上を読むことが可能です。約10誌の漫画雑誌も読み放題の対象となっています。
Yahoo!プレミアム
Yahoo!プレミアム会員なら誰でも追加料金なしで利用できる読み放題サービスが「読み放題プレミアム byブック放題」です。
「byブック放題」という部分からもわかる通り、先ほど紹介した「ブック放題」の簡易版という認識で問題ないでしょう。ちなみに、Yahoo!日本法人の筆頭株主にあたるのがSoftbankなので、その辺りの背景もあります。
「読み放題プレミアム byブック放題」のサービス内容は「ブック放題」とほぼ同じですが、雑誌のラインナップが100誌程度、漫画が1万冊程度とラインナップがやや少ないのが違いです。
とはいえ、Yahoo!プレミアムの会員料金は月額462円(税別)であるうえに、ヤフオクへの出品ができるようになったり、飲食店でのお得なクーポンなどがもらえたりと、それ以外のメリットが数多くあります。
読み放題はおまけ程度として、他にもさまざまな特典がついてくるおすすめのサービスです。
U-NEXT
格安SIMサービスの「U-mobile」なども展開する株式会社U-NEXTが提供する定額動画見放題サービスです。メインは動画配信のため月額料金は2149円(税込)と高めですが、おまけとして一部の電子書籍も読み放題となります。
具体的には、約70種類の雑誌が読み放題。また、「U-NEXT」の加入者は毎月1200円分のポイントがもらえるのですが、そのポイントを使って電子書籍を購入することも可能です。
動画の見放題サービスと電子書籍の読み放題サービスを同時に探している方は、「U-NEXT」が非常に有力な選択肢といえます。
FODプレミアム
フジテレビジョンが提供する定額動画見放題サービス。「U-NEXT」と同じく動画配信がメインのサービスですが、雑誌と漫画も読み放題の対象となっています。月額料金も959円(税込)と1000円以内に収まるので、動画も電子書籍もお得に楽しみたいという方には大いにおすすめ。
読み放題の対象は、100誌以上の雑誌と15万冊以上の漫画。特に雑誌のラインナップは非常に豊富です。一方の漫画については、人気コミックの冒頭巻のみ無料で読めるという場合が多いですが、一部の作品は全巻無料で読むこともできます。また、「FODプレミアム」加入者がもらえるポイントを使って最新の電子書籍を購入することも可能です。
漫画・ラノベにおすすめの読み放題サービス
コミックシーモア
NTT西日本グループの「NTTソルマーレ株式会社」が運営する電子書籍ストア。他のストアと同じように電子書籍が購入できますが、同時に読み放題サービスも提供しているのが特徴です。
ここまで漫画のジャンルに特化した読み放題サービスは他になく、ひたする漫画をたくさん読みたい方におすすめ。月額料金は、780円(税込)の「読み放題ライト」と1480円(税込)の「読み放題フル」の2つに分かれます。
どちらのプランも、「少年漫画」「青年漫画」「少女漫画」「小説・実用書」「雑誌」「写真集」が読み放題の対象。そしてこの2つプランの違いは、「BL」「TL」「オトナコミック」「ライトノベル」の4つが読めるかどうかです。コンテンツ数は、読み放題ライトが約1万8000冊、読み放題フルが約4万6000冊となっています。
まとめ:電子書籍の読み放題はとにかく無料体験してみるのがおすすめ
以上、主要な電子書籍読み放題サービスを独自に比較・分析してみました。
僕自身もいくつかのサービスを実際に使ったことがあるのですが、たとえラインナップが豊富であっても、それが自分の読みたいコンテンツと合致していなければあまり意味がありません。「とりあえず雑誌だけ読めればいい」「できれば漫画や小説も読みたい」など、自分が求めるサービスを整理してから最も自分に合った読み放題サービスを選んでみてください。
それでも決まらないという方は、この記事で紹介した読み放題サービスを片っ端から無料体験してみることをおすすめします。幸いなことに、ほとんどのサービスが1か月程度の無料体験期間を設定しているので、気になるものはぜひチェックしてみてください!
なお、本ブログでは有名どころの電子書籍ストアを比較した解説記事も書いているので、ぜひあわせてチェックしてみてください!