フリーランスの向き不向き。会社員との働き方の違いについて


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僕は以前、都内のベンチャー企業で非正規社員として働きながら、フリーのライターとしても活動していました。現在も会社員として勤める傍ら、複業ライターとして執筆もしています。

今回はその経験をもとに「フリーランス」と「会社員」の違いについて考えてみたいと思います。

会社員のメリット・デメリット

メリットが多いのは言うまでもない

これは既に日本の社会に浸透していることですので、敢えてここで論ずる必要はないでしょう。ただ、会社員として会社に雇われて働くメリットが確実に減ってきているということは指摘しておきたいと思います。

現段階で「大企業」と呼ばれている会社が、30年後も「大企業」であるという保証はどこにもありません。特に現在の若い世代にとっては、企業の規模に関わらずそのリスクがあることを意識する必要があるでしょう。

デメリットはもちろんある

安定しているが故の危うさ

会社員は、飛行機で例えるならばジャンボジェット機。確かに安定感はありますが、機体が大きいため気候の変動(風や雨、雷)の影響を大きく受けてしまいます。機体が安定しているがために、急なトラブルには対処しきれない危うさがあるのです。

目的地の問題

その行き先も多くの乗客(社員)には決めることが出来ず、運命共同体として目的地まで向かうことになります。当然ながら、途中では降りる(辞める)とは言いづらい環境にあります。

リスク回避の難しさ

パイロット(会社の舵取り役)以外の乗客(社員)にはトラブルが伝わりづらく、気づいた頃には「時既に遅し」なんていうことも。

フリーランスのメリット・デメリット

フリーランスのメリットは多い

不安定さが安全を生む

会社員に対して、フリーランスは飛行機で例えれば小型戦闘機。常にバランスを取りながら自分で操縦しなければならないため、乱気流が起きたとしてもすぐに反応できます。機体の不安定さが逆に安全を生むこともあるわけです。

目的地の自由

旅客機ではないため目的地を自分の裁量で決めることができ、途中で給油するのも自由。目的地(方向)修正も自分の裁量次第で出来ます。

自分でリスクをコントロールできる(しなければならない)

自分の目で操縦しているので、あらゆる危険をいち早く察知しトラブルを回避することができます。もちろん、自らリスクを察知する力は必要になります。

デメリットの影響度は人による

しかしながら、フリーランスにもデメリットがあります。僕は下記の3つが大きいと思っています。

収入が安定しない

やはりこの点を気にされる方は多いでしょう。人は生活していくために最低限必要なお金を稼げなければいけません。家族がいればこれは尚更シビアです。

社会に対する影響力が小さい

基本的に一人で仕事をすることになるので、スケールの大きなビジネスをするのは難しくなります。僕がフリーランスのみでのキャリアを辞めた一番の理由はこれです。

色んなことを自分一人でやらなければならない

自分の専門分野を活かした業務本体以外にも、営業から経理まで様々な業務を自分で行う必要があります。

フリーランス経験がある方ならばよくわかると思いますが、仕事の受発注には注文書や請求書など、さまざまな処理が必要になります。当然ながら確定申告も必要です。

フリーランスに向いている人の条件

上記のメリット・デメリットを基に、フリーランスに向いている人の条件を考えてみます。

不安定を楽しめる

これは僕が実感したことですが、不安定は実に楽しいです(笑)。自分の能力がそのままお金に換算されている感覚。

僕は結局会社員の道に収まりましたが、フリーランスは「これから自分次第でいくらでも未来が変えていける」という可能性がある点に面白さがありました。

日本の社会、特に組織の中では平等・均一が美徳とされてきました。その弊害として、自分がいくら頑張っても環境・条件がほとんど変わらないことが多く、頑張ることを忘れてしまっているという気がしてなりません。

僕の場合も以前はまさにこれでした。だからこそ、今は「自分が生きていること」を強く実感しています。

正しいこと、好きなことを仕事にしたい

例え影響力が小さくても、自分が正しいと思うこと、自分が好きだと思えることをしたい。そう思える人は恐らくこの働き方には向いている人です。

会社員として働いていると、どうしても上の方針に納得がいかなかったりすることがあります。フリーランスであれば、良くも悪くもすべてを判断するのは自分自身なので、自分が正しいと思う道を選択しやすいといえます。

他人任せにできない

誰かが何かをしているときに、「何か手伝うことはない?」と聞ける人はこの働き方に向いていると思います。また、「これだったら自分でやった方がもっと良いものができるのに…」なんて考えることがある人も同じです。

もちろんフリーランスでも上手く周りを頼れる人もいると思います。ですが、その場合は将来的に法人化をして仲間を増やしたり、規模を大きくしていかないと頭打ちになる瞬間がやってきます。ですから、フリーランスとして生きていくのであれば、極論を言えば自分のスキルを磨いていくことになると思います。

まとめ

要するに、フリーランスに向いている人とは「フリーランスのデメリット」をメリットに変えられる人です。こういう人にとってはデメリットがないのですから、もうやるしかないですよね。

 

※この記事は2014年11月に執筆した記事を再編集したものです