Webライターとは何か?安易に「Webライター」と名乗ってはいけない理由


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僕は編集者という仕事柄、ライターさんと一緒にお仕事をすることが多いです。これは紙・Webなど媒体問わずどこの編集者も同じだと思いますが、常に一緒にお仕事ができそうな意欲あるライターさんを探しています。

そんななかで最近TwitterなどのSNSを見ていると、プロフィールに「Webライター」という肩書きを載せている方が非常に多いことに気付きました。今日はこの「Webライター」という肩書きを名乗ることについて、僕の持論を書いてみたいと思います。

やっぱり肩書きは重要だ

日本人は昔から「肩書きに弱い」なんて言われますが、ビジネスの場で「肩書きが重要である」ということは疑いようのない事実だと思います。

ではそもそも、「肩書き」とは何のためにあるのでしょうか。肩書きとは、いわばプロフィールのうちの「キャッチコピー」です。一言でその人に何ができるのかを判別することができるからです。

もちろん、肩書きだけですべては伝わらないため、あわせてプロフィールも作る必要があります。とはいえ、全員が全員細かくプロフィールを読んでくれるとは限りませんし、その前提で書かないといけません。

そして、プロフィールはいつだってあなたにとって、「はじめましての人」が読むつもりで書く必要があります。だからこそ、読み手にとって最初のフィルターとなりうる肩書きが非常に重要なのです。

つまり、肩書きとは「私はこんなことができます」の意思表示です。ここをおろそかにしてしまうことは、非常にもったいないことのように思います。

Webライターとは何か

では、肩書きを「Webライター」とすることによって、僕が感じてしまう印象を正直にお伝えしたいと思います。ざっくり言えば下記の2つが最初に浮かびます。

 

【Webライターの第一印象】

  1. 取材はできないorやりたくない可能性が高い
  2. 専門的な知識は持っていない可能性が高い

 

要するに、ややネガティブなイメージを持ってしまいます。

ちなみに、僕は元々Webメディア出身なのでWebライターという肩書きの方とは数多くお仕事をしてきました。その視点で意図を噛み砕くと、恐らく「Webライター」という肩書きで本当にアピールしたいのは下記の2つだと思います。

 

【Webライターのアピールポイント】

  1. 知識がなくてもWeb上から適切な情報を収集して書くことができる
  2. SEOライティングの知識がある

 

1に関しては、そもそもライターとして基礎的な能力なので、Webに限定せずとも「ライター」とだけ名乗っていればある程度伝わる領域の話だと思います。

一方で、2をアピールしたい場合はむしろ「SEOライター」などと限定して肩書きにした方が良いと思います。実は「Webライター」と名乗っている方のなかには、あまりSEOの知識をお持ちでない方も多くいます。だからこそ、「SEOライター」と名乗ることには一定の意義があるのです。

今Webライターと名乗っている人はまず定義付けから始めよう

ほぼ言いたいことは言ってしまったのですが、改めてまとめると、僕は「Webライター」という肩書きを名乗ることには、デメリットこそあれど、メリットはあまりないと思っています。

そもそもライティングのスキルがあるということは「ライター」と名乗れば伝わりますし、それを敢えて媒体としての「Web」に限定することの意図がないのであれば、潔く「ライター」と名乗った方が良いでしょう。

さらに欲を言えば、あなたが「どんなことを得意としているライターなのか」という情報は端的に入れてほしいと思います。

たとえば、先ほどWebライターのアピールポイントで挙げた「①知識がなくてもWeb上から適切な情報を収集して書くことができる」をよりアピールするのならば、「リサーチライター」といった肩書きにするのもいいかもしれません。ただWebでライターをやっているからと、安易に「Webライター」と名乗るよりは、よほど第一印象が良いと思います。

 

【具体的な得意が浮かぶライターの例】

  • 不動産ライター(不動産に詳しい)
  • ブックライター(長文にも耐えうる構成力がありそう)
  • セールスライター(クライアントに配慮した広告記事が書けそう)

 

もしも今、自分の肩書きについてよく考えずに「Webライター」と名乗っている方は、ぜひ自分が持っている強みや特徴、目指していきたい方向性を見つめ直してみてください。

 

※この記事は2020年4月11日にnoteで公開した記事を再掲載したものです。