【Writer's File No.4】三國鈴香さん。小学校教員からWebライターに転身したわけ


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誰かに取材をすることばかりで、取材を受ける機会はあまり多くないライターのキャリアについてインタビューする「ライターズファイル(Writer's File)」。

4人目は、元小学校教員のキャリアを持つWeb&SEOライターの三國鈴香さんです。

クラウドソーシングはなるべく使わない

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2019年12月からライタースクールへ

――今回は取材を受けていただきありがとうございます。簡単に自己紹介と、今やっているお仕事を教えていただけますか?

三國さん:はじめまして、実家がある北海道の帯広を拠点にしてライター業をしている三國鈴香(みくに・すずか)と申します。現在24歳で、社会人としては3年目です。

ライタースクールに通い始めたのが去年の12月からで、実際にお仕事として報酬が発生したのは4月から。今お仕事として執筆しているのは、起業家向けのオウンドメディアやWeb制作の会社のブログなどです。

また、来月からはインタビュー記事の文字お越しをもとに商品のレビュー記事を書くお仕事なども受注する予定です。

クライアントはTwitter経由のみ

――新しいお仕事はどのように獲得されていますか?

三國さん:実は始めのころにクラウドソーシングで痛い目を見まして……(苦笑)。できれば使いたくないなと思っています。

今はTwitter経由の仕事のみお受けしています。ありがたいことにクライアントさんから直接声を掛けていただいたりもしますね。

小学校教員からWebライターに転身したわけ

小学校教諭は思った以上に大変だった

――インタビューの前にプロフィール記事も拝見したのですが、ライターの前は小学校教員をされていたのですよね?

note.com

三國さん:はい。地元の教育大学を卒業して、そのまま小学校教員の教員として就職しました。ただ、田舎の学校だったこともあって教員の数少なく、一人一人の業務量が多くて本当にしんどかったです……。朝7時には出勤して21時くらいに仕事が終わるという生活を続けていました。

子どもと接することは大好きなので苦ではなかったのですが、それ以外にも事務作業とか地域との連携で祭りに参加したりと自分の時間はほとんどとれませんでしたね。充実していたといえばそうなのですが、体力的にはきつかったです。

どうしても働き方が自分には合わないと思って、1年半くらい勤めた去年の8月のタイミングで退職しました。

たまたま出会ったWebライターの仕事

――そこからライターの仕事を始めたきっかけを教えてください。

三國さん:実は教員の時は「Webライター」という仕事すら知りませんでした。ネットの記事を誰が書いているのか、なんて考えたこともなくて。

教員のことがあったので、大勢の人がいる環境で働くのにはちょっと抵抗ができてしまって、在宅でできる仕事を探しました。そこでたまたま出会ったのがWebライターでした。元々本を読むのが好きだったので、文章を書くことにも抵抗はありませんでした。

――在宅でできる仕事は他にも色々あるかと思いますが、特にライターに惹かれた理由はありますか?

三國さん:確かにライター以外にも色々あると思うのですが、どれも自分がイチから学び始めるのはしんどいなと思いました。

ですが、文章は元々好きで読書感想文を書くのも楽しかったですし、自分にはこれしかないなと思ってライターの道を選びました。

三國さんがライターとして大事にしていること

日曜日は絶対にライティングしない

――ライターとして大事にしていることはありますか?

三國さん:まだ経験が浅いので偉そうに言えないのですが、書くときに自分をあまり追い込まないようには気を付けています。

中には自分を追い込んで頑張るタイプのライターさんもいると思いますが、私は追い込むと気持ちが落ち込んじゃうんです。そうすると余計良い記事が書けない。なので、私は心にある程度余裕がないとだめだとわかりました。

特に締め切りギリギリとかで書くのが苦手なので、計画的に書くことでストレスを無駄に溜めないようにしています。やっつけ仕事は本当によくないので、毎月カレンダーを見て1か月分のスケジュールを立てています。

――僕もフリーランスでライターをやっていた時期があるのですが、スケジュール管理は特に苦戦しました。三國さんはどのように管理されていますか?

三國さん:日曜日は絶対にライティングをしない日にしていますね。必ず違うことに時間を使うようにしています。

ずっと書き続けていると、自分で情報をインプットする時間がないんですよね。なので、日曜日は本を読んだり自分の気持ちを落ち着けるために推しをみたりしています。イメージとしては、1週間のけがれを1日で洗い流す感じです(笑)。

初心者ライターとは名乗らない

――ご自身が他のライターさんとの差別化で意識されていることはありますか?

三國さん:ライターにとってクライアントさんとのやり取りの鬼門は、やっぱり文字単価の交渉だと思います。文字単価1円と2円じゃ全然違うじゃないですか。文字単価で生活が決まるので、できることなら高くしたいですよね。

ただ、初めてお仕事するときはクライアント側も不安だと思います。なので私の場合、最初の1か月お試し期間を自分で設けています。たとえば、最初は文字単価1円で、と言って発注の敷居を低くしています。1か月やってみて、クライアントさん続けてほしいと思ってくれたら1.5円とか2円とかにしていただいてますね。

――逆に絶対やらないと決めていることはありますか?

三國さん:たとえ経験が浅くても「初心者ライター」とは言わないようにしています。だって、初心者ライターに誰が仕事を頼みたいと思いますかね?

ライターには、孤独にならないための場が必要

――確かに嫌ですね。他には何か意識していますか?

三國さん:絶対に孤独にならないことを意識しています。今もライタースクールに在籍しているのですが、そのスクールの仲間を集めたLINEグループを自分で作りました。

最初は10人くらいしか集まらなかったのですが、いま50人くらいメンバーが参加してくれています。自分が企画して作ったグループなので、たくさん参加してくれてうれしいですね。金土の夜とかは互いに愚痴をいったり、孤独を癒したりするために使っています。みんなの苦しい気持ちを吐き出す場として機能しています。

ライターの仕事って友達に言ってもなかなか理解してもらえないじゃないですか。ライターの痛みはライターにしかわからないと思うんです。

参考になったおすすめの書籍

初級ライターにおすすめの書籍

――ライターとしてお手本にしている人や参考になった書籍などがあれば教えてください。

三國さん:ライターとして参考にした書籍は、『沈黙のWebライティング』と『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』の2冊ですね。逆にこれ以外はほとんど読んでいないと思います。

文章力とはなにか?

三國さん:あと文章力を磨く上でおすすめなのが、出口汪先生の『論理エンジン』シリーズです。

文章力ってフワフワした言葉だと思うのですが、突き詰めていくとロジカルシンキング・論理的思考力のことだと思うんですよね。『論理エンジン』シリーズは私も小学生のときやっていましたし、小学校教員の視点からもおすすめです。日本語の構成力とか論理的思考が得意じゃない人はぜひ参考にしてみてください。

インタビューを終えて

個人的に「文章力とは論理的思考力である」というお話はまさにおっしゃる通りだなと思いました。ライターとしてのスキルアップを考える際は、文章術の本ばかりではなくロジカルシンキングの本を読んでみても効果があるかもしれません。

実は三國さんがクラウドソーシングでひどい目に遭ったときの話もうかがったのですが、今回は泣く泣く削らせていただきました。気になる方はぜひ三國さんの情報もチェックしてみてください。

 

三國鈴香さんの関連リンク

 

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※この記事はnoteにて2020年9月5日に掲載した記事を再掲載したものです。