今回は「お金」にまつわる名言をご紹介します。このブログでは既にお馴染みの「物語シリーズ」でひときわ独特な雰囲気を放つ貝木泥舟(かいき でいしゅう)の名言です。
お金との向き合い方だけではなく、「人生において何が大切か?」という大きなテーマの核心にも迫る台詞。ぜひ多くの方に知っていただきたい至極の名言です。
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- 貝木泥舟の名言 < >
- お金とは何か? < >
- 1つのものに執着しないこと < >
- まとめ・教訓
貝木泥舟の名言
俺は金が好きだ。なぜかといえば、金は全ての代わりになるからだ。
物も買える。命も買える。人も買える。心も買える。幸せも買える。夢も買える。とても大切なもので、そしてそのうえで、かけがえのないものではないから好きだ。
逆に言うと俺はな、かけがえのないものが嫌いだ。これがなきゃ生きていけないとか、あれだけが生きる理由だとか、それこそが自分の生まれてきた目的だとか、そういう希少価値に腹が立って仕方がない。
―貝木 泥舟『〈物語〉シリーズ セカンドシーズン』第26話より
お金とは何か?
醜いまでに「お金」に執着する貝木泥舟という人間。周囲から見れば、ただの金にがめつい小悪党にしか見えないかもしれませんが、彼には彼の哲学があります。
彼に言わせれば、お金とは「全ての代わりになるもの」であり、とても「大切」で、「かけがえのないものではない」のだそう。
貝木といえば、稼いだ金はすぐに全て何かに使ってしまうという性格で、「江戸っ子は宵越しの銭は持たぬ」を絵にかいたような生活を送っています。しかしこれも、ただお金を保持していることに執着しているのではなく、お金を様々な娯楽や快楽に変換しているわけです。
何も「貯金を一切するな」とは言わないまでも、彼の哲学から学び取るべきことも多くありそうです。
1つのものに執着しないこと
また、非常に逆説的な意見ではありますが、要するに彼の言っていることの意味は「お金に執着することは、1つのものに執着しないこと」だとわかります。
就活自殺や過酷な労働による過労死など、若者の命に関わる社会問題が広がっている現代において、この考え方は非常に有効な手段になり得ます。
まとめ・教訓
「これだけが自分の生きがいだ」とか「これがなくなったら死んでしまう」などと1つのものに固執するのではなく、色んなものに目を向け、色んな所から喜びを得られる力を育むこと。それが、困難な現代を生き抜く人々に必要な力であることはもはや言うまでもありません。
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posted with カエレバ
神谷浩史 アニプレックス 2014-06-25
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